館長からのメッセージ

小名浜海洋博の夢

今こそ内外に復興と創造の「のろし」を(共同声明)


これは、福島県いわき市小名浜、3/11の被災のまちからの声明です。
私たちは、この一年、それぞれの立場で全力をあげて災害復旧につとめて参りました。
この激甚災害によって多くのことを学び、そして、真の復興は創造を伴わなければ果たし得ないという結論に至りました。
私たちは、「海を通して人と地球の未来を考える」という普遍的なテーマを共有しています。 このテーマのもとに、「ふくしま国際海洋博覧会」を、小名浜港を舞台として開催します。 それは、東日本大震災と原子力災害からもたらされた課題、すなわち防災、環境、エネルギー、漁業、海洋文化の諸分野で持続可能な社会のあり方をテーマとして展開し、創造の第一歩とします。
これは、地域の復興と創造のメッセージをこめた福島からの「のろし」です。
人々を鼓舞し、勇気づけ、地域に、日本全体に、そして海を越えて、将来のビジョンを提示します。
私たちは、下記の概要の国際海洋博の実現に向けて協働することを、ここに表明します。


<ふくしま国際海洋博覧会構想の概要>
1.会期:本事業は、海洋国家の輝かしいイベントとなった1975年の沖縄海洋博から40周年の記念事業と位置づけ、会期は2015年7月20日(海の日)から300日間、2016年5月20日までとします。
2.博覧会構成:漁業振興パビリオン、海外水族館パビリオン(世界のウオーターフロント再開発事業のシンボルとしての水族館)、企業パビリオン、政府・福島県パビリオン、いわき市パビリオン、域内の既存施設を活用したパビリオン等。
3.港湾施設等の整備と活用:建設中の小名浜港東港・架橋工事、漁港整備工事等の工程と整合させます。
東港は、沖縄海洋博のアクアポリスに匹敵するシンボリックな事業です。
また、小名浜港沖に計画されている洋上風力発電を核として、再生可能エネルギーを中心とする新しいエネルギー供給のあり方を考えます。
4.民間活力:民間活力を生かした再開発が2015年を目途に進み、小名浜港背後地において新たなまちづくりが行われます。
これらの計画と海洋博を密接にリンクさせ、経済波及効果を生み出します。
5.恒久施設の建設:パビリオンを連結する域内交通手段の建設コンベンションホール等、恒久的施設への投資を促す。これらを、会期後の経済発展の起爆装置とします。


いわき商工会議所
小名浜まちづくり市民会議
いわき市
ふくしま海洋科学館

 

アクアマリンふくしま 館長 安部義孝