人と自然のバランスのとれた縄文時代の自然環境を再現しています。国内有数の規模を誇るユーラシアカワウソの展示水槽も併設しています。
縄文時代は自然と共生しながら平和な暮らしを1万年も続けていました。「わくわく里山・縄文の里」は、人と自然のバランスのとれた縄文時代の自然環境を再現しています。自然が貧しくなった今、海に加えてそれにつながる川、上流にある山が一体となった場をつくることにより、自然の循環を考え、命の営みを考える場となることを願っています。カワウソのフィーディングタイム
全長約200mあるトンネルから見られるこのコーナーは、中央に山、その周辺に渓流、滝、湿地を配し、豊かな縄文時代の自然を再現しています。周囲には、縄文人が活用していた日本在来の種、もしくは縄文時代にあった植物を見ることができます。オープン時、木々はまだ小さいのですが、年数を経て豊かな森へと成長していく姿をご覧ください。
豊かな自然の象徴 カワウソの展示
2012年に絶滅宣言がなされたニホンカワウソは、魚、カニ、エビ、カエルなどを食べる雑食性で、豊かな水辺の環境で生きていました。また、いわき市内の縄文時代の遺跡からも骨が出土しています。ここでは、ニホンカワウソと遺伝的に大変近く、外見的な類似性も高いユーラシアカワウソを展示しています。