熱帯アジアの水辺

熱帯アジアの水辺メインイメージ2
熱帯アジアの水辺メインイメージ3
展示場所
本館3階
現地の自然環境を再現するため高い温度と湿度を維持しています。

生命があふれる緑の空間

黒潮の遠い源である熱帯アジア。ここでは、川から海辺に広がるマングローブの森へと続く水辺の自然を再現しています。

マングローブ植物とは、熱帯から亜熱帯の海水に浸るような場所に育つ植物です。上流の森から豊かな栄養が運ばれ、マングローブ植物の根が、小さな生物の隠れ家になることから「生命のゆりかご」とも呼ばれています。
マングローブでは、潮の満ち引きによって環境が変わります。水中だけでなく、水の上の干潟にも注目してみましょう。

主な展示生物

このエリアの展示生物をもっと見る

森に囲まれた水辺

淡水の生き物たち

熱帯アジアの淡水域には、多くの生物が暮らしています。日本では一見地味なコイやナマズのなかまも、ここでは全く異なる形や色をしたものが見られます。観賞魚としておなじみの魚も、自然を再現した水槽で生き生きと、本来の姿で泳ぐ姿をご覧ください。

熱帯の植物たち

多様な進化

熱帯雨林には、地上の生物のおよそ半分が生息しているといわれています。激しい生存競争の中で生き残り、子孫を残すために、他の木の表面に根を張るもの、虫を捕らえて栄養とするものなど、多様な進化をしています。

海の中の森

マングローブ

マングローブ植物とは、熱帯から亜熱帯の海水に浸る場所に育つ植物です。世界で100種以上が知られ、複雑な根をもつものなどがあります。マングローブとは、そのような一帯の環境のことを指します。アクアマリンふくしまでは、国内で最も多くの種類のマングローブ植物を展示しています。

マングローブ

海のゆりかご

マングローブの生き物たち

マングローブの落ち葉は、キバウミニナやカニなどのエサとなり細かく分解されます。それらは、海中のプランクトンや小型の動物のエサとなり、さらにそれらが魚などのエサになっています。また、マングローブの根は、稚魚の隠れ家になります。マングローブは、熱帯の海の生き物たちにとって大切な場所なのです。

展示ガイドに戻る