館長からのメッセージ

「緑の回廊コスタリカ」写真展開催

「緑の回廊コスタリカ」写真展開催

「緑の回廊コスタリカ」―二つの海洋、二つの大陸の間と題して、写真展を2004年6月2日から7月12日の会期で開催した。

北米と南米をつなぐ細長い「緑の回廊」コスタリカは、マイケル・クライトンの「ジュラシックパーク」の場面でもあり、不戦の平和憲法を持つ国でも知られる。熱帯でありながら3000m級の高山が連なり熱帯煙霧林帯を形成している。
コスタリカの自然は魅力的であった。

2003年、世界動物園水族館協会の総会が首都サンホセで開催された。そこで、コスタリカ大学で昆虫を研究する西田賢司君に邂逅した。すでに多くの昆虫の新種を記載していた。このたび、西田君の撮りためた写真展が実現した。

緑の回廊に凝縮された多様な環境・多様な生態系が、多様な生物種となって反映されている。環境の保全とは、種の多様性保全にほかならない。この写真展の西田君のメッセージでもある。