エビスザメ アクアマリンふくしまで初展示
※2024年7月30日展示を終了しました。
北海道 標津サーモン科学館から珍しいサメ「エビスザメ」がやってきました
展示開始日 | 2022年11月7日 |
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展示場所 | 本館1階 海・生命の進化 |
展示個体 | 1個体(メス;全長1.6m) |
2021年10月に北海道標津町定置網にて捕獲。標津サーモン科学館(北海道標津郡標津町北1条西6丁目1-1-1)の展示水槽で2個体展示していましたが、成長に伴い手狭になってきたため、1個体(メス;全長1.6m)移送をおこないました。移送には当館の活魚トラックを用い、途中フェリーに乗船して約28時間かけて輸送しました。エビスザメはサメ類の中でも比較的原始的なグループであるカグラザメ目に属することから「海・生命の進化」コーナーで展示することになりました。カグラザメ目にはラブカやカグラザメなども含まれています。
- エビスザメ
- カグラザメ目エビスザメ科エビスザメ属
- Notorynchus cepedianus
- Broadnose sevengill shark
サメ類の多くは鰓孔(えらあな)が5対ですが、エビスザメは鰓孔が7対あり、英名でセブンギルシャークと呼ばれています。世界でも鰓孔が7対ある種はエビスザメとエドアブラザメの2種類だけです。また、背鰭が体の後方に1つしかなく深海ザメのラブカやカグラザメと共通した特徴になっています。日本では、北海道オホーツク海沿岸、相模灘~土佐湾の太平洋沿岸、山口県西部沖、東シナ海の沿岸の浅海から大陸棚縁辺域まで分布しています。全長3mまで成長します。口元が微笑んでいるように見えることから「エビスザメ」と名付けられたと言われています。