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バショウカジキ死亡のお知らせ

アクアマリンふくしまで2022年9月に黒潮水槽に搬入したバショウカジキが死亡したのでお知らせします。

バショウカジキ

死亡日

2022年12月19日(月) 朝確認

飼育日数

84日間(展示開始日から死亡確認日まで)

体長

眼後叉長(眼の後ろから尾叉までの長さ) 83.3cm (搬入時 推定約70cm)

体重

3.5 kg

死因

不明(調査中)

展示開始日

2022年9月27日(火)

採集場所

新潟県佐渡島沖

展示場所

アクアマリンふくしま潮目の海「黒潮水槽」

アクアマリンふくしまにおけるバショウカジキの展示について

アクアマリンふくしまの「潮目の海・黒潮水槽」では、外洋で回遊するカツオやマグロ類がイワシの群れを襲うなど、自然界で繰り広げられる「食う・食われる」の関係を水槽内に再現しています。当館では、かねてから大型の捕食者としてバショウカジキの展示に挑戦してきました。過去には2008年に13日間予備飼育水槽での飼育に成功し、2009年には75日間(9/14~11/27)、2020年には55日間(10/12~12/5)の飼育展示に成功しました。2009年の飼育記録が世界最長記録でしたが、今回の個体は12月11日(日)で76日目を迎え、記録を更新中でした。摂餌状況も良好で、背ビレや腹ビレを広げ、餌のキビナゴを食べていました。興奮すると体に横じま模様が現れる様子も観察できました。残念ながら、死亡してしまいましたが、飼育日数は84日間と世界最長となりました。
バショウカジキは、高速で遊泳することや、体表が傷つきやすいことなどから採集・搬送・飼育が非常に難しく、世界でも展示は稀です。今回は、越前水産株式会社(代表取締役 越前隆夫氏)の全面協力により状態の良い個体の採集が実現し、長期飼育に至りました。