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バショウカジキの飼育展示世界最長記録を更新!

アクアマリンふくしまでは「潮目の海」コーナーにおいて、3度目の挑戦となるバショウカジキの展示をしていますが、2022年12月11日(日)で過去最長となる飼育日数76日を迎えましたのでお知らせします。

バショウカジキ

バショウカジキ潜水給餌 バショウカジキ潜水給餌

  • 展示生物
    バショウカジキ(学名 Istiophorus platypterus
  • 展示個体
    1尾 全長約1.2m
  • 採集場所
    新潟県佐渡島沖

アクアマリンふくしまの「潮目の海・黒潮水槽」では、外洋で回遊するカツオやマグロ類がイワシの群れを襲うなど、自然界で繰り広げられる「食う・食われる」の関係を水槽内に再現しています。当館では、かねてから大型の捕食者としてバショウカジキの展示に挑戦してきました。過去には2008年に13日間予備飼育水槽での飼育に成功し、2009年には75日間(9/14~11/27)、2020年には55日間(10/12~12/5)の飼育展示に成功しました。2009年の飼育記録が世界最長記録でしたが、今回の個体は12月11日(日)で76日目を迎えました。

高速で遊泳したり、体表が傷つきやすいことなどから採集・搬送・飼育が非常に難しく、世界でも展示は稀です。今回は、越前水産株式会社(代表取締役 越前隆夫氏)の全面協力により状態の良い個体の採集が実現し、長期飼育に至っています。

毎日11時45分頃から飼育員がカジキに潜水給餌をしています。そして、14時30分からも給餌があり(火曜日を除く)、これらの時間に、バショウカジキは背ビレや腹ビレを広げ、餌のキビナゴを食べています。興奮すると体に横じま模様が現れる様子も観察できます。ぜひ、ご覧ください。