新種の深海魚 「ホカケコオリカジカ」の世界初展示!
アクアマリンふくしまが「ホカケコオリカジカ」として新種公表した魚を展示しました。世界初展示です。
展示開始日 | 2022年1月13日(木) |
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展示場所 | 2階 親潮アイスボックス |
展示個体 | 2尾 |
- ホカケコオリカジカ
- カジカ科コオリカジカ属
- Icelus hypselopterus
公表日 | 2022年1月10日 Ichthyological Research(日本魚類学会英文誌) |
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共同研究 | 京都大学フィールド科学教育研究センター |
カジカ科コオリカジカ属魚類は、北太平洋北部、北大西洋北部、北極海に広く分布し、水深5m程度の浅いところから水深1,000m以上の深海にまで広く生息しています。コオリカジカ属は、これまで世界で18種類が確認されています。今回、京都大学フィールド科学教育研究センターとアクアマリンふくしまの共同研究によって、コオリカジカ属の未記載種と判明し、新種として公表しました。
ホカケコオリカジカ論文
https://link.springer.com/article/10.1007/s10228-021-00855-w
名前の由来
コオリカジカ属の他種よりも第一背鰭が高く大きいため、風を受けて進む帆掛け船の帆を連想させることから「ホカケコオリカジカ」と命名しました。また学名の“hypselopterus”は「高い(hypsēlos),鰭(pteron)」に由来します。