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世界最大のラン「タイガーオーキッド」が開花

アクアマリンふくしまの「熱帯アジアの水辺」コーナーにおいて、ランの仲間では世界最大のタイガーオーキッドが開花しましたのでお知らせします。これまでに咲いた経験を生かして肥料や水やりなどを工夫し、昨年に続き今年も開花しました。

タイガーオーキッドの花

最大で7m以上にもなる、ランの仲間では最大の種です。原産地は東南アジアです。黄色地の花に赤褐色の斑点が「虎」の模様にみえることから「タイガーオーキッド」と呼ばれています。本種の花は生後10年、バルブ(ランの仲間にみられる、水分や栄養を蓄える部位)が1.5~2m程に育つことで開花します。自生地でも毎年開花しないことが普通で、日本ではめったに開花した姿を見ることができない、開花させるのが非常に難しいランです。今年は6月中旬が見ごろとなる予想です。

  • グラマトフィラム・スペキオスム (通称 タイガーオーキッド)
  • 学名Grammatophyllum speciosum

なぜ水族館でランの展示?
アクアマリンふくしまでは、生物だけではなく周りの環境を展示することにより、生命のつながりや生態系の大切さを来館者に伝えたいと考えます。タイガーオーキッドもその一つです。環境水族館アクアマリンふくしまで、植物を含む生物の多様性を実感していただけたら幸いです。

熱帯アジアの水辺