大水槽にメバチ・キハダ・カツオ搬入
鹿児島県奄美大島からメバチとキハダとカツオを搬入しました。
展示開始日 | 2023年5月22日 |
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展示場所 | 2階~4階潮目の海(黒潮水槽) |
展示個体 | メバチ10尾、キハダ23尾、カツオ5尾 |
- メバチ
- スズキ目サバ科
- Thunnus obesus
- Bigeye tuna
メバチは、名前のとおり他のマグロの仲間に比べて目がパッチリと大きく、英名でも「ビッグアイ ツナ」と呼ばれています。漢字でも「目鉢」と書き、目が鉢のように大きな様子を表しています。体もずんぐりとして大きく「ダルマ」の別名があります。大きくなると全長2.5m、体重200㎏以上になります。全世界の温暖海域に生息し、日中は水深200mほどの深い層を泳ぎますが、夜は餌を求めて表面近くに現れます。
- キハダ
- スズキ目サバ科
- Thunnus albacares
- Yellowfin tuna
キハダは、全世界の暖かい海に分布し、主に外洋に生息するマグロのなかまです。成長すると体長2mになります。
背ビレと臀(しり)ビレは黄色で体はうっすら黄色味を帯びることからキハダ(黄肌)と名付けられたようです。また、成長に従って第2背ビレと臀ビレが延びるのも特徴です。
- カツオ
- スズキ目サバ科
- Katsuwonus pelamis
- Skipjack tuna
カツオは、全世界の温帯から熱帯域に広く分布します。日本近海では、春に黒潮に沿って北へと北上します。北の海で餌をたくさん食べて、十分に脂肪を蓄えて、秋には戻りカツオとなって南下します。いわき沖の戻りカツオは、脂がのって「トロカツオ」の定評があります。
当館では、ガラス越しにカツオの体色の変化が観察できます。餌の時間になると興奮して、黒くて太い横縞(魚は頭をたてた時に頭から尾鰭の方向にでる模様が縦縞)があらわれます。また、太陽光のもとで背部に出る紫色の模様を見ることもできます。