最新の生き物情報

ROV調査で採集した深海生物 コトクラゲを展示しました

新潟市水族館マリンピア日本海と共同で行っているROV(遠隔操作型水中探査機)調査で採集したコトクラゲを展示しました。

コトクラゲ

  • コトクラゲ
  • 学名Lyrocteis imperatoris

1941年に昭和天皇が相模湾沖で本種を発見し、京都大学の駒井卓博士により、形態が竪琴のような形からコトクラゲと名付けられました。潮の流れの速い場所で櫛の歯状の2本の触手を長く伸ばし、触手に粘着性物質を分泌することによって海中の動物プランクトンを捕獲します。体色はだいだい、黄色、白、白地に赤色の水玉模様など、バリエーションがあります。水深80m以深に生息し、体が非常に軟らかいため生きた姿を見ることができるのは水族館職員でも稀です。

アクアマリンふくしまでは、当館では2017年に「飼育下におけるコトクラゲの繁殖と育成」で論文発表しています。