クラカケアザラシ「くらまる」死亡のお知らせ
アクアマリンふくしまの「北の海の海獣・海鳥」コーナーで飼育をしていたクラカケアザラシ「くらまる」が死亡しました。
1.死亡個体
愛称 くらまる(2014年3月生まれ(推定)/オス)
和名 クラカケアザラシ
学名 Histriophoca fasciata
英名 Ribbon seal
科名 アザラシ科
2.死亡日時
2023年7月25日(火) 午前4時頃
3.死亡の経緯
暑さに弱いため展示コーナーではなく、バックヤードで飼育をしていました(2023年5月15日~)。
7月22日(土)に嘔吐をし食欲がなくなったため、24日(月)に血液検査を行い、給餌等を調整し、治療計画を立てている最中でした。
4.死因
解剖の結果、心臓に異常がみられ、心不全の可能性が高いですが、詳しくは病理検査に出して調査します。
5.くらまるについて
2015年6月に北海道で保護され、研究のために飼育をすることになり、7月18日にアクアマリンふくしまへ搬入されました。同年11月17日より展示を開始しました。2016年1月には一般の方から募集した愛称から「くらまる」と名付けられました。(クラカケアザラシの「クラ」と体型が丸いことから名付けられました。)
クラカケアザラシはオホーツク海やベーリング海などのとても冷たい海で生活していて、ほとんど陸に近寄らないため詳しい生態がよくわかっていません。暑さに弱く神経質な飼育の難しいアザラシなので、当館では秋から春にかけて展示を行っていました。国内で展示していたのは当館のみでした。
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