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北海道で採集した生物を展示しました

北海道で採集した生物を親潮アイスボックスと親潮水槽に展示しました。

北海道厚岸湖からやってきたのはニシン200尾、チカ150尾、キュウリウオ100尾です、
また、知床からはハダカカメガイ(クリオネ)とイクオハダカカメガイ(イクオネ)、ダルマハダカカメガイがやってきました。水温-1℃、凍える寒さの中採集しました。

 

採集の様子

2021北海道知床クリオネ採集

ニシン

  • ニシン
  • ニシン科
  • 学名Clupea pallasii
  • 英名North Pacific herring

親潮水槽(大水槽)で展示をしています。体長30cmほどで、厚岸湖では、水温が上昇するこれから春にかけて産卵します。

  • チカ
  • キュウリウオ科
  • 学名Hypomesus japonicus
  • 英名Surf smelt

親潮水槽(大水槽)で展示をしています。小さい個体は、ワカサギの代用品として使われるくらいワカサギに似ています。結氷した氷の下でも活発に動き回る魚で、水生昆虫などを食べます。 

キュウリウオ

  • キュウリウオ
  • キュウリウオ科
  • 学名Osmerus eperlanus mordax
  • 英名Arctic smelt

親潮水槽(大水槽)で展示をしています。体表から野菜のキュウリに似た匂いがします。口が大きく魚を好んで食べます。

ハダカカメガイ

  • ハダカカメガイ
  • ハダカカメガイ科
  • 学名Clione elegantissima

2階親潮アイスボックスで展示をしています。通称クリオネ。体長1~2cm。北海道知床沖では2月の流氷の季節に姿を現します。貝の仲間ですが、殻を持たず「翼足(よくそく)」を大きく動かして泳ぎます。

  • イクオハダカカメガイ
  • ハダカカメガイ科

2階親潮アイスボックスでハダカカメガイ(クリオネ)と一緒に展示をしています。通称イクオネ。体はクリオネに似ていますが、体長は約2cmと大きく、尾が矢↓の形をしています。

  • ダルマハダカカメガイ
  • ハダカカメガイ科
  • 学名Clione okhotensis

2階親潮アイスボックスでハダカカメガイ(クリオネ)と一緒に展示をしています。体全体がオレンジ色。体長は約8mmとクリオネよりも小さい体をしています。