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ゴマフアザラシ「だいき」展示開始

青森県にある浅虫水族館からきたゴマフアザラシ「だいき」の展示を開始しました。叔父の「だいふく」とだいだいコンビで展示します。

ゴマフアザラシのだいき


■展示場所

アクアマリンふくしま  本館3階「北の海の海獣・海鳥」  

■展示開始日 

2025年1月14日(火) ※2024年11月26日にアクアマリンふくしまに搬入

■展示個体について  

ゴマフアザラシ 1頭 「だいき」  
年齢:1歳(2023年5月9日青森県営浅虫水族館生まれ)  
性別:オス  体重:約35kg

父親 きぼう(浅虫水族館で飼育中)         

  • 母親「くらら」(アクアマリンふくしまで飼育中)が妊娠中に東日本大震災により鴨川シーワールドへ避難 2011年4月7日出産した個体、同年6月に「くらら」とともに帰館     
  • 2013年青森県営浅虫水族館へ搬出  

  母親 メイ (浅虫水族館で飼育中)  

  •  保護個体のため年齢不詳

■展示の経緯

2013年にブリーディングローンにより、当館のゴマフアザラシ「きぼう」(当時2歳、オス)が浅虫水族館へ貸し出され、これまでに3頭の子が誕生しました。そのうち、第3子の「だいき」がアクアマリンふくしまに搬入されました(2024年11月26日)。バックヤードの水槽で飼育しておりましたが、個体の状態も安定しているため、展示水槽での飼育を開始しました。現在アクアマリンふくしまで飼育しているゴマフアザラシは「だいき」、「くらら」、「だいふく」の3頭ですが、「だいき」は「くらら」にとっては孫にあたり、「だいふく」(くららの第6子、オス)にとっては甥にあたります。  

※ブリーディングローンとは、動物園水族館同士が繁殖を目的として、相互に動物を貸し出し、あるいは借り入れをすることです。

■ゴマフアザラシについて  

標準和名:ゴマフアザラシ、学名:Phoca largha

ゴマフアザラシは、脚がヒレ状になっている鰭脚(ヒレアシ)類の仲間で、日本では主に北海道で見ることができます。様々な魚を食べますが、特にイカやタコが好物で、素早く泳ぎ捕まえます。一番の特徴は白と黒のゴマ模様で、この模様は個体によって異なります。