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インドネシアシーラカンスの標本がアクアマリンに到着

インドネシアシーラカンスの標本が8月23日(火)夜にアクアマリンふくしまに到着しました。

シーラカンスは、ワシントン条約によって国際取引が厳しく制限されているため、手続きに2年近くを要しています。インドネシアシーラカンスの標本は2007年に日本で初めてアクアマリンふくしまが輸入し、展示を行いましたが、今回は2回目となります。この度は、国内外の研究者と共に解剖を行うため輸入しました。

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解剖にあわせて、一般向けにシーラカンス研究に関する講演会を行い、ホルマリンで固定する前のシーラカンスの標本を一時的に公開する予定でしたが、8月21日(日)に到着予定の所、台風9号の影響で標本の到着が遅れ、講演者の移動手段もないため解剖と講演会が延期となりました。

そのため、今回は共同研究機関であるインドネシア科学院とサムラトランギ大学の皆様立ち会いのもと、日本大学生物科学部にご協力をいただきCTスキャンのみを行いました。

この度のデータは、今後のシーラカンス研究に役立てます。また、講演会の開催日、標本の一般公開については、調整後改めてお知らせいたします。

CTスキャンの様子
CTスキャンの様子2
CTスキャンの様子3

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