ナメダンゴを100匹展示しました
展示開始日 | 2019年12月8日 |
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展示場所 | 2階 親潮アイスボックス |
展示個体 | 100尾 |
昨年(2018年)に水槽内で産卵したナメダンゴの卵が2019年4月に孵化しました。
そのナメダンゴが全長1cmに成長しました。12月8日から100匹の小さなナメダンゴを「親潮アイスボックス」コーナーで展示しています!
ナメダンゴたちは、小さなホタテの貝殻やクリスマスツリーのようにも見える廃ロープにくっついています。
お正月までの特別展示です。ぜひご覧下さい。
- ナメダンゴ
- ダンゴウオ科
- Eumicrotremus taranetzi
- Taranetz's lumpsucker
北海道沿岸からオホーツク海の冷たい海に生息しています。成魚でも体長は5cmほどにしかならず、岩や海藻のすき間に隠れて生活しています。
北海道羅臼沖では、冬の海水温が0℃になるころ、岩のくぼみに産卵し、オスがふ化まで卵を外敵から守ったり、水流を当てたりして保護します。しかし親が卵を放棄してしまい外敵に食べられてしまう危険がある場合、卵を水族館で保護してふ化させることがあります。ふ化した稚魚は約1年で体長1cmほどに成長し、強い水流でも流されないように腹部の大きな吸盤で岩や海藻にしっかりくっつきます。
エサを探して泳いだり目をキョロキョロさせたりする姿は見ていて飽きません。