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ホワイトとブルー、レアカラーのニホンアマガエル展示開始(10/9展示終了)

※10月9日に展示終了しました。

「わくわく里山・縄文の里」コーナーにおいて、珍しい色のニホンアマガエルの展示を開始しました。珍しい白色、青色の個体と、通常の緑色のニホンアマガエルを展示します。アクアマリンふくしまで3色同時に展示するのは初めてです。

生きもの情報

ニホンアマガエル
学名 Hyla japonica

  • ニホンアマガエル(白色)
  • ニホンアマガエル(青色)

ニホンアマガエルは日本列島や、中国、ロシア、朝鮮半島に幅広く分布しています。家の庭や田んぼ、森など様々な場所で見ることができ、最も身近なカエルです。ニホンアマガエルは、3種類の色素胞(黄色、虹色、黒色)を持ち、体色を変化させることができます。通常は、天敵(ヘビ、鳥、大きなカエルなど)から身を守るために植物の色に似せた緑色が多いのですが、まれに一部の色素の欠如などにより青色や白色の個体が生まれることがあります。青や白は、目立つため自然の中で生き残れるのはごくわずかです。

今回、青色のニホンアマガエルは、茨城県北茨城市の方から寄贈されました。白色のニホンアマガエルは、福島県いわき市の方から寄贈された白いオタマジャクシを育てました。この展示を通して、より多くの人に身近にいる生き物に対し興味を持ってもらえたらと考えています。

※青色個体は黄色の色素胞がないため青色に見えます。白色個体は色素胞が全体的に少ないため、白色に見えますが、メラニン色素の欠乏により白くなるアルビノ個体とは違います。