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深海生物 ニュウドウカジカとオオグチボヤ展示

2階「親潮アイスボックス」に、ニュウドウカジカとオオグチボヤを展示しました。
これらは、北海道羅臼沖、深海刺し網水深800~1000mで、2018年4月に採集されました。4月の知床は、表面水温が1℃しかないため、水深1000mとほとんど水温差がないことから、レア生物が生きて採集できる絶好のシーズンです。
めったに見られない激レア生物たちをぜひご覧下さい。

“世界で最も醜い生き物”
ニュウドウカジカ

本種は、英国「醜い動物保存協会」から「世界で最も醜い生き物」と認定され「ブサかわいい」として多数マスコット等販売されていますが、生存中は、全く異なる愛らしい顔をした魚です。水深800~2800mのオホーツク海からベーリング海に生息しており、展示個体の全長は約60cm。

  • ウラナイカジカ科ウラナイカジカ属
  • 学名:Psychrolutes phrictus
  • 英名:Blobfish

深海の不思議ちゃん
オオグチボヤ

  • マメボヤ目オオグチボヤ科
  • 学名:Megalodicopia hians
  • 英名:Predatory tunicate

オオグチボヤは、英名で「Predatory tunicate(肉食性のホヤ)」と呼ばれ、海外でも有名な深海生物の一つです。水深300~1000mの海底の岩盤や沈木に付着して生活しているホヤのなかまで、流れに向かって大きく口(入水孔)をあけ、餌を捕らえます。富山県など日本海側の一部で分布が確認されていますが、生きて採集されることは非常に稀です。 今回、北海道羅臼沖の水深750~1000mの刺し網漁で,漁業者が当館のために収集してくださった15個体を展示しています歌っているように大口をあけた不思議な生物をぜひご覧ください。