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北海道で採集した生物を展示しました

北海道で採集した生物を親潮アイスボックスと親潮水槽に展示しました。
北海道知床羅臼からやってきたのは、ハダカカメガイ(クリオネ)とダルマハダカカメガイ、カブトクラゲ、シンカイウリクラゲ、ウミグモの仲間です。
水温-1℃、凍える寒さの中採集しました。

ハダカカメガイ

ハダカカメガイ

ハダカカメガイ

ハダカカメガイ科
学名 Clione elegantissima

通称クリオネ。体長1~2cm。北海道知床沖では2月の流氷の季節に姿を現します。貝の仲間ですが、殻を持たず「翼足(よくそく)」を大きく動かして泳ぎます。今回は約470匹追加展示しました。

ダルマハダカカメガイ

ハダカカメガイ科
学名 Clione okhotensis

ハダカカメガイ(クリオネ)と一緒に展示をしています。体全体がオレンジ色。体長は約8mmとクリオネよりも小さい体をしています。今回は約25匹展示しました。

シンカイウリクラゲ

シンカイウリクラゲ

有櫛動物門無触手綱ウリクラゲ目ウリクラゲ科
学名 Beroe abyssicola

ウリ型をしたクシクラゲで触手はなく、体の中が赤や紫色に染まっているのが特徴です。主に深海で見られますが冬場の北日本では表層でもみることができます。

ウミグモの一種

ウミグモのなかま

節足動物門ウミグモ綱
学名 Pycnogonida.sp

形はクモに似ていますがクモの仲間ではありません。足を多きく広げ海中を歩くようにして海流に漂い移動します。