公開講座「化石と生きた化石のびっくり話」

いわき市石炭・化石館「ほるる」とアクアマリンふくしまのコラボ企画です。アクアマリンふくしまでは、本館1階「海・生命の進化」で化石と生きた化石を展示するとともに、開館当初より生きた化石・シーラカンスの調査研究をしています。また、いわき市石炭・化石館では、フタバサウルス・スズキイなどいわき市内で発掘されたものをはじめ多くの化石資料を展示しています。この公開講座では、同じ市内にある2つの施設の職員が、化石と生きた化石についてたっぷりご紹介します。
会場 アクアマリンふくしま本館 1階 マリンシアター

◆スケジュール 
13:00~13:05 あいさつ
13:05~13:45 いわきで発見される化石について(40分)
(休憩 5分)
13:50~14:30 生きた化石について(40分)
(休憩 5分)
14:35~質疑応答、対談(25分程度)

開催日 2023年9月30日(土)
開催時間 13:00~15:00
対象 どなたでも
定員 190名(事前申し込み特典あり※1) 
参加費 無料(別途アクアマリンふくしまの入館料が必要)
最少催行人数 .
応募締切 9月29日(金)17:00

事前申し込みの上、当日アンケートにご協力をいただいた方に、オリジナルクリアファイルをプレゼントいたします。
9月29日(金)17:00までに下記の応募フォームにアクセスしてお申し込みください。

応募フォーム

※お席に余裕がある場合は当日受付もいたしますが、特典はつきません。

講座内で紹介予定の化石について(実物も見られます!)

◇四倉町玉山高倉山産出の古生代ペルム紀化石 エンドプス(三葉虫)ほか

◇大久町産出の中生代白亜紀化石 ニッポニテス(異常巻きアンモナイト)ほか各種アンモナイト、成体と幼体の違いがわかるクビナガリュウ脊椎化石など

◇新生代 常磐炭田の石炭のもとになったメタセコイアなど植物化石、四倉高校産出の通称イワキクジラ脊椎骨化石、いわきニュータウン造成時産出のステゴロフォドン(ゾウ)幼体の臼歯化石など

◇他にもご紹介します!

  • ニッポニテス(異常巻きアンモナイト)

  • シーラカンスの標本

 

講師

■いわき市石炭・化石館「ほるる」
副館長 菜花智


■ふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」
飼育展示統括部長 岩田雅光

協力

協力 いわき市石炭・化石館「ほるる」
※いわき市石炭・化石館「ほるる」は現在休館中です。鹿島ショッピングセンター「エブリア」に臨時出店しています。

いわき市石炭・化石館「ほるる」

いわき市石炭・化石館は、昭和59年(1984)に100年以上にわたりこの地域の経済・産業を支えてきた常磐炭田の歴史を後世に伝えるとともに、フタバスズキリュウ(フタバサウルス・スズキイ)に代表されるいわき市産出の貴重な化石を広く公開する目的で建設されました。
いわき市は、古生代ペルム紀、中生代白亜紀、新生代の地層が分布し、その各地層からは非常に貴重な化石が見つかっています。常磐炭田の石炭も新生代古第三紀(やきう3600万年前)、この地域に繁茂していたメタセコイアなど植物化石の一形態です。
化石展示においては、全長22mの巨大な竜脚類マメンチサウルスが目を引きますが、フタバサウルス・スズキイのを中心に中生代の海生は虫類および翼竜化石は全国でも類を見ない質と量を誇る自慢の展示です。
石炭に関する展示では、江戸時代後期の人力による手掘り「狸掘り」から昭和46年(1971)閉山に至る時代の大型掘削機械による採炭まで模擬坑道に実物機器を配置し、リアルに再現しています。
昨年3月の地震による被害で現在休館中となっておりますが、再開時にはホームページその他でお知らせいたしますので期待してお待ちいただければ幸いです。

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