3年ぶりに世界最大のラン タイガーオーキッドが開花!
アクアマリンふくしまの「熱帯アジアの水辺」コーナーにおいて、世界最大のランの仲間のタイガーオーキッドが開花しました。2019年に開花して以来、3年ぶりの開花となりました。花茎は前回よりも1本増えて2本伸びています。
展示場所 | 本館3階「熱帯アジアの水辺」 |
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- グラマトフィラム・スペキオスム (通称 タイガーオーキッド)
- Grammatophyllum speciosum
最大で7m以上にもなる、ランの仲間では最大の種です。原産地は東南アジアです。黄色地の花に赤褐色の斑点が「虎」の模様にみえることから「タイガーオーキッド」とも呼ばれています。自生地でも毎年開花しないことが普通であり、日本ではめったに開花した姿を見ることができません。本種の花は生後10年、バルブ(ランの仲間にみられる、水分や栄養を蓄える部位)が1.5~2m程に育つことで開花します。開花させるのが非常に難しいランです。5月末が見ごろとなる予想です。
なぜ水族館でランの展示?
アクアマリンふくしまでは、展示する生物の生息環境を再現しています。生物だけではなく周りの環境を展示することにより、生命のつながり、生態系の大切さを少しでも来館者の方に伝えられると考えます。当館の「熱帯アジアの水辺」では、多様な進化を遂げた熱帯の植物も展示しています。タイガーオーキッドもその一つです。環境水族館アクアマリンふくしまで、植物を含む生物の多様性を実感していただけたら幸いです。