準絶滅危惧種深海エイ「ドブカスベ」展示
準絶滅危惧種深海エイ「ドブカスベ」を展示しました。アクアマリンふくしまでは初展示です。
※現在は展示を終了しています。
展示開始日 | 2021年10月1日 |
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展示場所 | 2階 親潮アイスボックス |
ドブカスベは、水深200m以深に生息する深海のエイの仲間です。本種を含む、ガンギエイ目魚類は広く食用としても利用されていますが、成長が遅く1mの大きさに成長するのに15年以上かかると推察されています。雌雄共に50~60㎝で成熟し、大型の卵殻(長さ約15㎝)に包まれた卵を少数産卵し、ふ化するまでに数か月以上かかります。
今回の展示個体は北海道羅臼漁業協同組合の協力のもと採集され、水族館へ搬入されました。成長すると1mを超える大型のエイですが、今回の個体は大きさが約30cmの幼魚です。全国的にも展示例が少なく、アクアマリンふくしまでは初展示となります。
- ドブカスベ
- ガンギエイ目 ヒトツセビレカスベ科 ソコガンギエイ属
- Bathyraja smirnovi
- Golden skate
分布域は、北海道、青森県から島根県(日本海側)、オホーツク海、ベーリング海西部
生息水深は、100~1125mの砂泥底に生息。
最大で約1.2mまで成長し、長さ約15㎝、幅約9㎝の卵殻に包まれた卵を産む。
卵殻は通称〝タコのまくら”と呼ばれる。
展示個体採集場所:北海道知床沖 刺し網で採集 水深700~970m付近