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わくわく里山・縄文の里に アカネズミを展示しました

「わくわく里山・縄文の里」にアカネズミを展示しました。「わくわく里山・縄文の里」では、森林から人里の近くまで生息する身近な生物を展示しています。アカネズミは多くの生物に捕食され、生態系を支える重要な生物です。縄文の里で展示されているクルミ等の木の実を貯食し、時には食べられなかった実が発芽することで森の更新にも寄与しています。

アカネズミ

  • アカネズミ (日本固有種 )
  • ネズミ科アカネズミ属
  • 学名Apodemus speciosus
  • 英名Large Japanese field mouse

低地から高山、里山や草原、川原から森林まで、さまざまな環境にも適応し、分布域が広く、全国で見られます。

体色は、頭から尾の先まで、背面は名前の通り赤茶色で腹面は白色。体重は約30~48g、体長は約12~13.5 ㎝。耳が大きく、尾は体長とほぼ等しい長さで約7~13 ㎝。尾は、巻き付けず、バランスをとるために使用します。

雑食性で、木や草の根、種子、昆虫等を食べています。固いクルミも穴をあけて食べることができます。木の洞や倒木の下など小空間に餌を持ち込んで食べま す。餌をその場ですぐに食べず、地中等に貯える行動(貯食行動)も見られます。

夜行性で跳躍力が強く、地表や倒木の上を駆け回り、巣は地中に作ります。モグラのトンネルを活用することもあり、岩の下等あらゆるところに隠れます。