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レア生物展示(ふくしまの海・親潮アイスボックス)

展示個体は、当館の職員が漁業調査船「若鷹丸」*の資源調査に同行させていただいた際に、混獲された生物を提供していただいたものです。
調査は、青森県から福島県沖の水深100~650mで行われました。
*若鷹丸の資源調査は「令和7年度水産資源調査・評価推進委託事業(水産庁)」により実施
採集協力:国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産資源研究所 水産資源研究センター

  • サラサガジ
  • ゲンゲ科
  • 学名Davidijordania poecilimon
  • 英名Jordan‘s eelpout

15年振りの再展示!

茨城県以北の太平洋、島根県以北の日本海、オホーツク海に分布します。水深162m以浅の砂泥底に生息。全長16㎝になり、細長い体形をしています。

展示:2階ふくしまの海~大陸棚への道~

  • テングトクビレ
  • トクビレ科
  • 学名Leptagonus leptorhynchus
  • 英名Longnose poacher

静岡県以北の太平洋、オホーツク海、ベーリング海に分布しています。水深50~200mの砂泥底に生息し、体長は約20㎝になります。体は細長く、吻端にはヒゲがあります。

展示:2階ふくしまの海~大陸棚への道~

  • マルカワカジカ
  • トリカジカ科
  • 学名Marukawichthys ambulator

8年振りの再展示!

高知県から青森県までの太平洋、京都府から青森県の日本海に分布しています。水深152280mの砂泥底に生息し、体長約20㎝になります。

展示:2階ふくしまの海~大陸棚への道~

  • ナガヅカ
  • タウエガジ科
  • 学名Stichaeus grigorjewi
  • 英名Long shanny

千葉県以北の太平洋、島根県以北の日本海、北海道、オホーツク海に分布します。水深300m以浅の砂泥底に生息し、体長約40㎝になります。身は練り製品の原料になりますが、卵は有毒です。

展示:2階ふくしまの海~大陸棚への道~

  • オオズワイガニ
  • ケセンガニ科
  • 学名Chionoecetes bairdi
  • 英名Bairdi crab

アクアマリンふくしま初展示!

ベーリング海、アリューシャン列島、アラスカ半島、北海道の水深16〜474mの砂泥底に多く生息しています。ズワイガニよりも大型になり、甲羅の棘の形などで見分けることができます。食用として水揚げされます。

展示:2階親潮アイスボックス

  • カジワラエビ
  • エビジャコ科
  • 学名Paracrangon echinata
  • 英名Horned Shrimp

アクアマリンふくしま初展示!

相模湾・岩手県以北の太平洋、京都府以北の日本海から北海道の水深130~160mに生息しています。大きさは約5㎝で額の角は鋭く、身体に多くの棘があります。

展示:2階ふくしまの海~大陸棚への道~

  • アオビクニン
  • クサウオ科
  • 学名Careproctus pellucidus
  • 英名Pellucid snailfish

3年振りの再展示!

茨城県から北海道の太平洋沖、水深145~300mに生息しています。体は桃色で寒天質の柔らかい肉質をしています。

展示:2階ふくしまの海~大陸棚への道~