アクアマリン・アカデミートーク3 ラブカの秘密 〜謎だらけ 深海ザメの生態に迫る〜

2021年12月11日(土)

このイベントは終了いたしました

ラブカ標本ラブカ成魚標本(館内展示)

海の学びハイブリッドゼミ アクアマリン・アカデミートーク

第3回 ラブカの秘密 〜謎だらけ 深海ザメの生態に迫る〜

ラブカはカグラザメ目ラブカ科に属し、主に水深500~1000m以深に生息しています。体形、歯形状、エラなどが今から3億6千万年前の古生代デボン紀に栄えた古代ザメのクラドセラケ(Cladoselache)に似ていることから「生きた化石」と呼ばれています。当館の展示エリア「海・生命の進化」では、生物の進化について紹介しており、ラブカの生理生態を研究することは魚類の進化を知るうえで重要であると考えています。しかし、最新の研究では、ラブカは「生きた化石」ではないという説もあり、その内容も含めラブカについて深く掘り下げていきたいと思います。

 

ラブカ成魚標本

ラブカ成魚標本

水族館では、たびたび漁で混獲されたラブカが展示されますが、数日で死亡する事例がほとんどです。ラブカ研究プロジェクトは、ラブカの水族館での長期飼育展示を目的に、アクアマリンふくしまと東海大学海洋科学博物館の共同プロジェクトとして2016年に立ち上げられました。現在は、サメ類の研究者と共同で、長期飼育するためのヒントとなるラブカの生理生態について研究を進めています。

 

ラブカ胎仔(卵殻なし)

過去に展示したラブカ胎仔

【配信内容】

  • ラブカ研究プロジェクトの研究内容について紹介します。

  • ラブカの解剖をおこない、ラブカの体の作りや内部構造について紹介します。

  • ラブカ研究の始まりともいえる東海大学海洋科学博物館から静岡県駿河湾に生息するラブカの生態について紹介します。

  • オフラインで参加した場合、ラブカの胎仔標本を間近で見ることが出来ます(写真撮影可能)。

    ※内容は変更になる場合があります。

ラブカ バックヤード飼育個体

開催日時

2021年12月11日(土)13:30~15:00

講師プロフィール

【ゲスト講師】

山田 一幸(やまだ かずゆき)

東海大学山田さん 左から2番目 (2)

東海大学海洋科学博物館 山田一幸氏

東海大学海洋学部水産学科卒業。
卒業研究ではスズメダイ科魚類の繁殖と育成研究を行う。
同年より東海大学海洋科学博物館で飼育員として従事し、現在は主に駿河湾の生き物を担当。
2016年からはラブカ研究プロジェクトのリーダーとしてプロジェクトを推進しており、2018年の世界水族館会議でラブカ胎仔保育の研究報告をおこない研究内容を世界に広く発信する。

東海大学海洋科学博物館

東海大学海洋科学博物館

【アクアマリンふくしま講師】

山内 信弥(やまうち しんや)

山内信弥山内信弥

東海大学海洋学部水産学科卒業。
1998年に財団法人ふくしま海洋科学館(現 公益財団法人ふくしま海洋科学館)入職。2012年よりいわき市から委託を受けた「メヒカリ生態基礎調査」メンバーとなり世界で初めてメヒカリ(マルアオメエソ)の長期飼育展示に成功。また、2015年からシーラカンス調査隊としてインドネシアやタンザニアで長期にわたり生態調査を実施し成果を広く発表。2016年からは、ラブカ研究プロジェクトの調査研究活動に従事し、人工保育研究や水中ドローンを用いたラブカ生態環境調査を行っている。2017年には、本館2階の「ふくしまの海」コーナー改修工事をリーダーとして推進し「ふくしまの海~大陸棚への道~」をリニューアルオープンさせた。現在は、アクアマリン開館当初からの代表生物であるサンマの継代繁殖技術の向上や福島県沖の深海生物調査に努めている。

荒木 美妃(あらき みき)

荒木美妃荒木美妃

東海大学海洋学部水産学科卒業。
在学中、深海性サメ類の年齢査定を研究し深海延縄、定置網漁船に乗船。ラブカを始め、ウバザメ、メガマウス、カグラザメ、オロシザメ等、様々な深海性サメ類を採集し解剖、データ収集を行う。2008年に財団法人ふくしま海洋科学館(現 公益財団法人ふくしま海洋科学館)入職。現在、命の教育グループに所属し、生物の飼育とともに教育普及を担当。「生き物を通して楽しく学べる展示・教育」を目標に、新しい展示やプログラムを日々模索している。移動水族館用にサメの顎標本を自作、子ども達にサメの解剖やサメの顎標本作成などサメ知識を存分に生かしたキッズプログラムも実施している。

参加申込方法

申込フォームより参加登録をしてください。

※外部サイト「Peatix」のフォームを利用しています。お申し込みには「Peatix」への会員登録が必要です。

  • 申込受付 

    2021年10月16日(土)9:00~

①自宅からオンラインで参加する場合

  • 申込受付期間 2021年10月16日(土)9:00~12月5日(日)23:59
  • 参加費:1,850円※後日利用できる一人分の入館券付き
    (※支払い方法:VISA, Master, JCB, AMEX, コンビニ, ATM, PayPal, 銀行口座振替 。お支払い時の手数料、参加時の通信料は参加者ご自身のご負担となります。お支払い登録後、お客様のご都合によるキャンセルはできません。また、申込時に入館券発送のため、ご住所の登録が必要になります。)
  • 定員:100名(先着順で受付)
  • 当日入室可能時間:2021年12月11日(土)13:00~
  • 参加方法:ウェブ会議システム「Zoom」を使って行います。参加時のURLなど詳細はお申し込み後にご登録いただいたメールにお知らせいたします。

②アクアマリンふくしまに来館して参加する場合(オフライン)

    • 申込受付期間 2021年10月16日(土)9:00~12月7日(火)17:30
    • 参加費:無料 別途入館料が必要です。
      (入館料 一般1,850円、小~高校生900円※年間パスポートも利用可)
    • 定員:90名(収容定員の1/2、先着順で受付)
    • 開催場所:1階マリンシアター
      (開場は13:00です。入館口から会場までは5分ほどかかります。時間に余裕をもってお越しください)
    • 開場時間:2021年12月11日(土) 13:00~
    • 当日開催場所受付にて電子チケットをご提示するか登録者名をお知らせください。
    • 来館しての参加の場合、オンライン配信用のカメラに映る可能性があります。

    マリンシアター座席 

    通常の2分の1の収容になっています。隣り合ったお席の利用はご遠慮ください。

     

    アクアマリンふくしまへ来館される皆様へのお願いと新型コロナウイルス感染拡大防止の対策について

    • ご入館時に検温しております。発熱のある方や体調不良の方のご入館はご遠慮いただいております。
    • イベントにはマスク着用の上ご参加ください。
    • 会場のマリンシアター内は飲食禁止となっております。
    • 会場入り口および水族館内各所に消毒液を設置しています。
    • 会場内は換気されています。
    • 会場内での許可のない写真撮影、録音、録画は固くお断り申し上げます。
    • その他、施設の対策およびご来館時の注意点はアクアマリンふくしまのサイトをご覧ください。

    https://www.aquamarine.or.jp/news/0515news/

    その他

    イベントの内容は急遽変更または中止になる場合がございます。
    主催者側の都合により中止をする場合、オンライン参加で申し込まれた方の参加費は返金いたします。お客様側の都合によるキャンセルはお受けできません。

    お問い合わせ

    アクアマリンふくしま 企画チーム
    0246-73-2525(代表)

    協力

    海の学びミュージアムサポート

     

    *掲載している写真の無断転用を禁止します。

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