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2017.6.8


ラブカ研究プロジェクト

深海にすむ謎多き古代鮫「ラブカ」を展示します

 2017年6月9日(金)より、ラブカの胎仔を1階「アクアマリンえっぐ」にて展示します。長期飼育が困難な生物であり、当館でも初めての展示です。



《人工保育に挑戦しているラブカの胎仔》
・展示場所 1階 子ども体験館「アクアマリンえっぐ」
・展示個体数  1尾
・全長 165mm(2017年5月21日現在)

 ラブカ研究プロジェクト(東海大学海洋科学博物館(静岡市)との共同研究)では、2017年5月17日、駿河湾で行われているサクラエビ漁において雌のラブカ成体1個体を採集し、体内より胎仔を得ることができました。 大変貴重な事例であるため、5月19日に同博物館より移送し、人工保育していました。本来母体内で成長するラブカの胎仔を長期にわたり人工環境下で管理することは大変困難です。5月17日より人工保育が開始されたラブカの胎仔は、6月8日現在、保育日数22日目となりました。


ラブカ

 
 ラブカ目ラブカ科 
 学名:Chlamydoselachus anguineus
 英名:Frilled Shark



 ラブカは、水深500〜1000m以深に生息し、イカ類などを捕食しています。駿河湾で行われているサクラエビ漁では水深80mで混獲されることがあります。胎生で妊娠期間は3年半に及び、2〜15尾の子を産み、最大で全長2mになります。体型、歯の形状、エラの数などが、今から3億6千万年前の古代デボン紀に栄えた古代鮫のクラドセラケ(Cladoselache)に似ていることから「生きた化石」と呼ばれています。
 世界で1属1種と考えられてきましたが、2009年に南アフリカの近海で新たな1種が報告されました。
 水族館では、たびたび底曳網や刺し網、サクラエビ漁で混獲された個体が展示されますが、数日で死亡する事例がほとんどです。これは水深500m以深に生息するラブカが水圧のない環境では肝臓の機能が損なわれることが要因であると考えられています。水圧の肝臓への影響はラブカに限らず、深海サメ類全般に当てはまることで、ほとんどの種類が長期飼育できないのが現状です。





  2016年4月1日に発足した東海大学海洋科学博物館と当館の共同プロジェクト。過去の研究成果の更新と新たな知見を得ることを目標に活動しています。これまでの活動はこちらのページでご確認ください。


 
ラブカ成体

東海大学海洋科学博物館ふくしま海洋科学館 アクアマリンふくしま
東海大学海洋科学博物館             アクアマリンふくしま

 

 

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