お知らせ

第10回世界水族館会議2018福島 大会宣言

2018年11月5日(月)から10日(土)まで開催いたしました「第10回世界水族館会議2018福島」では、次のとおり大会宣言を採択しました。

第10回世界水族館会議宣言

アクアマリンふくしまの主催による第10回世界水族館会議(IAC)は、35カ国から約500名の参加を得て、私たちの青い地球の未来に関する知識および課題の意見交換を行う世界水族館コミュニティが成すべき公約を明確にします。
世界中で水族館は年間7億人を超える来館者があり、地球上の住民に対し、これらのメッセージを伝えるとても強い声となります。
世界水族館会議に参加した水族館とそのスタッフ、および研究者は、海洋プラスチックゴミによる汚染を食い止めるため、さらには世界規模の気候変動を抑制するためのあらゆる行動に参加します。「水の惑星・地球の未来について考える」という本世界水族館会議全体のテーマは、我々の懸念と明確に一致しています。
欧州委員会(EC)および国連環境計画(UNEP)は、プラスチック汚染に対する協力体制を作り上げました。世界の水族館コミュニティの代表者たちは、この重要なイニシアティブをサポートし、全てのIACメンバーに対し協力体制に加わることを強く促します。
来館者により支えられているIACとそのメンバーは、地元や地域の政策決定者を、気候変動緩和の行動に導くことができます。そこで、この問題について水族館コミュニティを代表してIACが揺るぎない声明を宣言します。
ユネスコのIOCにより協議され、国連により昨夏に選定された世界規模の提案である“海洋科学の10年” 2021-2030年を、水族館コミュニティは、市民を巻き込むためにもサポートするべきです。
自然と人類の互いの未来のため、人類には地球の水環境の生態系を保護する責務があります。一人ひとりの日々の行動は、それに貢献することができます。

時はせまっています、直ちに行動に移しましょう。
力を合わせれば、変えることができます。

2018年11月10日IAC運営委員会