職員紹介 飼育員 2

飼育展示部 展示第1グループ 2015年入社 水族館・アクアリスト専攻卒

現在の仕事内容を教えてください。 

ふくしまの海のコーナー担当しています。そこは沿岸のコーナーとは別で、大陸棚とその斜面に生息する生き物を展示しています。時には図鑑に載っていても、死んだ写真しかないような生き物の飼育展示にも挑戦します。長生きしてくれると毎日の行動から発見があったり、死亡時ではわからない体の色も目の前で見ることができます。 飼育作業だけではなく来館者と一緒に深海魚を学ぶなど学習プログラムを行うこともあります。生物の収集のために採集現場に実際に行き、船の上で網を上げたり釣りをすることもあります。トラックを運転したり、ユニック、クレーン、フォークリフトなどの特殊車両もあるので、みんなで協力して搬入を行ったりもします。

やりがいを感じることはどんなことですか。

入社してから様々な部署を担当しました。移動水族館や企画営業のチーム。釣り堀や教育普及のチーム。カワウソなどの動物のチーム。毎日潜水掃除があるチームなど担当する部署ごとでルーチン作業も様々です。毎日のルーチン作業は健康に生き物を飼育するための工夫の一つです。チームによって全く違う流れなので覚えて素早く正確にできるとやりがいがあります。魚の絵を描くことが好きなことが高じて、私は会社で解説や資料等に使用する魚のイラストをまかされることもあります。作成したものをお客様がいつもじっくり見てくださっていてやりがいを感じています。

日ごろ大切にしていることはどんなことですか。

私はこの仕事を辞めないで継続することを軸にしてきました。継続していく為には理想の飼育員像に近づくようにやってみようと思ったことや出来ることはなんでも挑戦しました。伝えたいことをよりわかりやすく伝える方法として絵も練習しました。日頃は地味なことこそ息をするように積み重ねることが大切と思っています。考えこむよりも困ったことを他の人に相談してみたり、調べてヒントになる現場にいくなど行動し続けるほうが道が開けることが多いなと思います。現在は正職員となって勤務していますが、当館も含めてこれまで3つの水族館で契約職員で勤務してきました。当初は契約職員ということに不安がなかったわけではありませんが、継続して道を進み続け、様々な経験したことで自分の道が定まり、思い切り行動することができました。今ではその時の経験が困ったときの心のお守りになってくれています。

アクアマリンふくしまに入社したきっかけは?

どの水族館もそうですが、欠員がないと募集がないので、応募できるというだけでもチャンスだと思いました。当館は自然を切り取ったような展示をしていることろ、言葉などなくても五感で楽しめ、世界に通用する水族館で大勢の人が来館してくださる場所であることも魅力のでした。自分にできるだろうか不安でしたが、そんな場所で自分の出来ることを増やして自信をつけたいとも思っていました。毎日の作業もとても好きで一生続けたいという思いもあります。水族館は普段生き物とのかかわりがない人も来館する所です。自分がここで起こした行動で、生き物に興味を持つ人が増え自分以外の生き物に優しくできる人が増えるようなところを作っていいきたい。そういうことができる現場にいたいと思っています。

アクアマリンふくしまの好きなところを教えてください。

当館の展示は生き物を水槽に入れるだけではなく、その生き物の生息場所の植物や岩など自然を切り取って再現しているところです。どの水槽もそのように心がけているので先輩も経験と幅広い知識を持っています。また生物について同じように興味がある仲間がいることです。生き物の魅力を共有したり、困ったことや改善したいことも一緒に取り組むことができます。

1日のスケジュールを教えてください。

8:10 出社・メールチェック
8:30    開館作業 水槽掃除、毎日の給餌など
9:00    開館
9:30    サンマ給餌1回目  他の水槽の水温チェックや給餌掃除
11:30  サンマ給餌2回目 フンや残り餌のサイフォン掃除
12:00   昼食
13:30   サンマ給餌3回目 
14:00   他生物給餌(月水金)、工作や種名板作成、事務作業など
16:00   事務所の掃除、日誌記入
16:30   サンマ給餌4回目 アルテミア強化、水槽掃除
17:15   閉館作業
18:00   退社

応募者へのメッセージをお願いします。

よく気が付くこと、前向きにコツコツ継続するために努力できるひとが向いていると思います。いままで継続した人はそれに自信をもって、継続できなかった人もこれからの未来で継続できるように工夫を続けられる人という意味です。そのためには経験を積んで自分をよく知り、好きでやめられないことが水族館で働くことでしか叶わないから頑張りたい、という軸をみつけてください。

 

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