生き物紹介
ふくしまの川と沿岸
ヤリタナゴは全長8cmほどの淡水魚で、県内では会津地方に生息しています。ヤリタナゴは、二枚貝の中に卵を産みます。孵化すると貝の中で一か月ほど過ごし、泳げるようになって貝から出てくる変わった繁殖を行う魚です。
繁殖期は春で、冬には地味な体色をしていた雄たちは、エラ蓋(ぶた)付近からお腹にかけて紫色やオレンジ色に染まり、背びれと腹びれにもオレンジ色のラインが入りとても美しい姿へと変化しています。ふくしまの川と沿岸のコーナーでは、たくさんの植物たちが芽吹き、花を咲かせてにぎやかな風景となり、生き物たちの変化もぜひご覧ください。
生物分類 | 魚類 |
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学名 | Tanakia lanceolata |