生き物紹介
親潮アイスボックス
北海道周辺、宮城県・富山県以北の本州の水深60m~380m付近に生息し、ほとんど生きた姿を目にできない生き物です。生きたままでの採集や飼育が難しい魚の一つです。
主にオキアミのなかまを食べています。口元にたくさんのヒゲがあり、体はコンニャクのようなプルンとした質感の肌をしています。腹ビレが吸盤状に変形しており、体をくるっと半分に丸めて岩に張りついている姿が見られます。
当館では、世界で初めてアバチャンの人工授精に成功しています。成熟したオスは吻がとがり、メスは丸いことで雌雄判別できることも当館の研究により判明しました。
生物分類 | 魚類 |
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学名 | Crystallichthys matsushimae |
科名 | クサウオ科 |