生き物紹介

20210521モユククサウオ

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モユククサウオ

モユククサウオの「モユク」はアイヌ語で「タヌキ」を表す言葉です。また種小名の「ニクテレウテスnyctereutes」は、ラテン語で「夜の放浪者」の意味があると同時に、「タヌキ属」を表します。タヌキは、夜間エサを探しながらフラフラと足跡を残しますが、このモユククサウオも、クサウオ科の大きな特徴の吸盤が痕跡しかなく、岩にくっつかずに暗い深海でユラユラと遊泳しながら生活していると考えられるため、 「モユククサウオ」と命名されました。
430種以上いるクサウオ科の最大の特徴は腹吸盤があることですが、モユククサウオの属するフウライクサウオ属は、吸盤が痕跡しかないのが特徴です。頭部から腹部にかけて赤色、尾部は暗色です。
京都大学の准教授甲斐嘉晃博士、アクアマリンふくしま、NOAA(米国海洋大気局)の共同研究によって、これまで知られていた3種のフウライクサウオ属とモユククサウオは別種であること(脊椎骨数の相違やDNA配列の相違)が判明し、2020年7月16日、日本魚類学会の英文誌に新種として公表されました。

生物分類 魚類
英名 Raccoon snailfish
学名 Elassodiscus nyctereutes
科名 クサウオ科フウライクサウオ属

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