生き物紹介

ラウスツノナガモエビ

親潮アイスボックス

ラウスツノナガモエビ

北海道羅臼沖の水深600-800mで発見され、2015年10月に新種として公表されました(千葉県立中央博物館、駒井智幸博士との共同研究)。全長12cmと大型の体には赤と白の美しい縞模様がはいり、本科では珍しくスラッと伸びた長い角(額角)が最大の特徴です。当館で初めて新種として公表した種で、お世話になっている「羅臼」を和名、「漁師さんの名前」を学名に献名しました。

【飼育員のつぶやき】深い海に生息し大きな卵を産むので、親とそっくりな立ち姿で生まれると思い込んでいたら、ある朝、長い脚でヒラヒラ泳ぐ赤ちゃんの姿に絶句…。緑色の卵を抱いているお母さんエビがいたら要注目です!

生物分類 甲殻類
学名 Lebbeus fujimotoi
科名 ヒメサンゴモエビ科

ラウスツノナガモエビ ふ化幼生

ラウスツノナガモエビふ化幼生
ふ化幼生(全長1cm)

ラウスツノナガモエビふか幼生(全長1cm)2

ラウスツノナガモエビふ化幼生(全長1cm)3

 

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