常設展示紹介

金魚〜生きた芸術〜

金魚は今から約500年前に中国から渡来して以来、単なる観賞魚ではなく日本の文化のひとつとして発展しています。
しかし、これまで水族館では野生の魚類が展示が中心で、人間によってつくられた金魚はあまり重要視されることはありませんでした。
アクアマリンふくしまでは、身近にありながら、実はあまり知られていない金魚の魅力を、より多くの人たちに再認識してもらうために、いろいろな金魚を展示しています。

ジャンボ獅子頭・水泡眼・琉金・桜錦・東錦・庄内金魚・和金・玉サバ

     

※展示品種は随時入れ替わるため、ご覧になれない品種もあります。

生きた芸術・金魚

このコーナーでは、和金や琉金、オランダ獅子頭などのおなじみの品種からランチュウや東錦などのいわゆる高級金魚、そして津軽錦、庄内金魚、ジャンボ獅子頭といった一般にはあまり目にする機会のない希少品種まで展示しています。
また、バックヤードでは展示品種以外にも多数ストックされていて、これらを随時交換し、何度足を運んでいただいても、新しい金魚との出会いを楽しめるようにしています。

ジャンボ獅子頭
ジャンボ獅子頭
江戸時代に中国から入ってきて、一時は西日本を中心に各地で作られていましたが、その後姿を消しかけてしまいました。現在は熊本県長洲町で見事に復活をとげています。
まさに世界最大級といってよい巨大金魚で、成長サイズは50pとも60pともいわれます。
津軽錦
津軽錦
青森県の特産金魚です。江戸時代より津軽地方でジキンギョとよばれ飼われていましたが、昭和に入り戦争中に絶滅の危機に瀕しました。
現在復活したものは、背びれのない丸みをおびた体に長いひれが特長で、その姿は厳しい冬を耐え抜くたくましさと北国ならではの美しさを兼ね備えています。
ねぶた祭りに登場する金魚ねぶたのモデルにもなっています。
庄内金魚
庄内金魚
山形県、庄内地方で古くから飼われていた品種です。その作出には様々な過程があったとされますが、現在は各ひれが白く側線より上が赤い体色で、長いフナ尾の和金型のものが主体です。
コメットに似ていますが、比較すると体高がありがっしりとした体つきで、特に若い個体は古武士の風格を感じさせます。また歳をとるにつれてやわらかい尾びれが長く伸び垂れ下がることから、振袖金魚ともよばれます。
水泡眼
水泡眼
昭和33年に日本に渡来した中国の秘魚で、日本人好みに改良された全長15cmほどの中型の金魚です。背びれが無く、目の左右にある大きな袋は眼球の角膜が肥大した中にリンパ液がたまったもので、これが名前の由来になりました。この水泡は左右均等が良しとされ、薄く破れやすいので取り扱いは要注意です。
大阪ランチュウ
大阪ランチュウ
関西地方で大阪を中心に古くからさかんに飼われている品種で、江戸時代(1862年)にすでに品評会が行われていた記録が残っています。
しかしその後、現在のランチュウの登場で飼育する人が減り、戦時中の混乱などで絶滅してしまいました。現在は、さまざまな資料をもとに復元が進められています。
背びれが無く卵型で、体に水平についた尾、こぶのない頭などが特長ですが、また、この品種は特に模様が重視され、模様のパターンによりさまざまな名前がつけられています。

オリジナル品種

このコーナでは全国各地のさまざまな品種を紹介するだけではありません。
アクアマリンふくしまで作られた新しい品種の金魚も展示しています。

桜ブリストル(仮称)
桜ブリストル(仮称)
ブリストル朱文金と玉サバをかけ合わせて作りました。作出のねらいは、ブリストル朱文金のハート型の尾びれをそのまま残し、紅白の体色と玉サバの体高があるがっしりとした体形の特徴を出すことです。
今後の目標は品種の固定化。ハート型の尾びれを残しながら、より丸い体系、桜系の体色、強健な体質の品種をめざします。
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いろいろな水槽

通常、私たちが観賞魚点などで金魚を目にするのは、たたき池やアクリル、FRPなどでできた水槽です。これらはどちらかといえば金魚を育てることを目的とした入れ物です。
このコーナーの水槽は金魚を「観る」ことにこだわった水槽を作成しました。美しくデザインされた直径2mの円形水槽、透明円柱水槽、小型丸鉢水槽の3つのタイプの水槽により、上見、横見と、それぞれの金魚の美しさを最大限に引き出した方法で鑑賞することができます。
太陽の光をふんだんに浴びながら、悠々と泳ぐ「生きた芸術品」の姿をお楽しみ下さい。

金魚の水槽

時期によっては盆栽との競演も見られます。

水槽を俯瞰した様子 透明円柱水槽

      透明円柱水槽

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