常設展示紹介

ふくしまの海

ふくしまの海コーナーが生まれ変わります。
リニューアル工事に伴い、下記の期間ふくしまの海コーナーを閉鎖致します。
改修工事期間(全面閉鎖期間) 平成29年11月6日(火)〜平成30年4月末(予定)
改修工事について詳しくはこちら

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アクアマリンふくしまでは、水族館での飼育や展示が難しいとされてきた海洋生物の、調査研究に積極的に取り組んでいます。
研究の対象は福島県の沖合に広がる海の生物です。ここでは、黒潮と親潮が出会い、また深さ数千mの日本海溝につながっています。このため、暖流域、寒流系、深海などさまざまな環境に適応したたくさんの生き物が生息しています。
福島県は長い海岸線を持ち、たくさんの海の恵みを受けています。ここでは福島県で見られる多種多様な生物を紹介しています。

主な展示生物
キアンコウ・エゾイソアイナメ・ベニズワイガニ・マルアオメエソ・サンマ

キアンコウ マルアオメエソ ベニズワイガニ      
福島県沿岸の水産業
福島県の沖合では、南から流れてくる暖流「黒潮」と北から流れてくる寒流「親潮」の影響を受けるため、サンマやカツオ、アンコウなど100種類以上の魚介類が漁獲できます。
漁の方法は漁業対象生物に応じ、刺し網漁、まき網漁、曳き網漁、カゴ漁、筒漁など多種多様です。サンマは、光に集まる習性を巧みに利用した棒受け網漁により漁獲しています。
福島県では、持続可能な資源の利用をするため、漁業期間や漁獲サイズを限定したり、稚魚を育て放流する事業を展開するなど、海の漁業資源を守る努力をしています。
サンマの水揚げ

サンマの水揚げ

 
沿岸では、ヒラメやカレイの仲間、マダコ、アナゴ、アワビ、ウニなどが漁獲されます。それぞれの魚種にあった漁法を用いますが、ヒラメやカレイの仲間は底曳網や刺し網、マダコはカゴ漁、アナゴは主にアナゴ筒と呼ばれる細長い筒などで漁獲します。
また、アワビやウニのように沿岸の浅い磯にすむ生物は、実際に潜って岩からはがしとる潜り漁や磯舟の上から箱眼鏡で水中をのぞきながら、竹竿の先についた先の広がった道具ではさんでとる見突き漁などで漁獲しています。
沖合では、主に回遊魚のサンマやマイワシ、カツオ、マサバなどが漁獲されます。
サンマはサンマ棒受け網、マイワシやマサバは、群れを囲んで網を落とし、網をしぼってまき上げるまき網の一種、巾着網で主に漁獲します。
カツオは疑似針を用いた一本釣が広く知られていますが、まき網や流し刺し網でとる漁法もあります。
水深100mより深い場所では、アオメエソ(メヒカリ)、ヤナギムシガレイ、アンコウ、ミズダコなどが底曳網で漁獲されます。
また、水深500mまで降ろしたカニカゴ漁では、ベニズワイガニがとれます。このカニカゴ漁では、アブラボウズやイバラガニモドキなども混獲されます。
飼育が困難な生物
飼育困難生物とは、
  1. @ 採集することが難しい
  2. A 輸送することが難しい
  3. B 水槽環境に適応しない
などの理由により飼育が難しい生物をいいます。主に外洋性生物や深海性生物などがこれに該当します。
飼育が難しい魚=珍しい魚ではなく、魚屋さんでごく普通に売っていて食卓にのぼる身近な魚、サンマ、アンコウ、マルアオメエソ、ヤリイカ、スルメイカなども水族館ではなかなか見ることができない生物です。

マトウダイ
マトウダイ
水槽の中では、あまり大きな動きはせず、まるで止まっているかの様に見えます。体の真ん中に名前の由来にもなった弓の的の様な大きな黒い斑点があります。口が大きい上に筒状に伸びるのが特徴です。見かけによらず大食漢な魚です。
マルアオメエソ(メヒカリ)
マルアオメエソ(メヒカリ)
アクアマリンふくしまのある福島県いわき市の「市の魚」にも指定されています。
メヒカリの名前で親しまれていますが、深い海でおこなわれる底曳き網で漁獲され、他の漁獲物に押しつぶされるため、生きた状態で採集するのが困難な魚です。
漁師さんの協力で何度も採集を試み、生残する確率の高い採集方法を発見した結果、飼育の可能な魚になりました。

サンマ
サンマ 
福島県のサンマの水揚げ量は全国でも有数です。しかし、水族館で飼育するのは非常に困難な魚です。
サンマは鱗がはがれやすく網を使っての採集はできません。また、とても神経質なため、ちょっとした刺激で水槽の壁にぶつかったり飛び出したりします。寿命も2年と短く長期の展示は困難な魚なのです。
アクアマリンふくしまではこのサンマの展示を目指し、開館した2000年より前、1997年から飼育研究してきました。

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