常設展示紹介

潮目の海

黒潮と親潮は、日本列島の南と北から何千キロもの旅をして、福島県沖で出会います。潮目の海を象徴する二つの水槽の水量は、2050トンです。力強く泳ぐ黒潮の魚たちと、豊かな親潮の生き物たちをご覧下さい。

黒潮

黒潮の水槽

主な展示生物
カツオ・キハダ・マイワシ・グルクマ・ギンカガミ

マイワシ ハマダツ
カラスエイ カツオ
黒潮とは・・・
黒潮は、世界中の海流の中でも代表的な海流です。その源はフィリピン、台湾の東方といわれ、大陸棚の線に沿って北上し、日本の南沿岸を通り福島県沖に達します。黒潮の流れは大きく、1秒間に数千万トンもの流量の水を運んでいると推定され、その流れの変化は、日本の気候にも大きな影響を与えます。 また、カツオやマグロの仲間、サンマなど、多くの魚類がこの流れを利用して回遊を行っています。
日本近海の海流

日本近海の海流

カツオ

カツオ

カツオやマグロの仲間
水槽の中のカツオ、キハダ、クロマグロの体を見てみると、この仲間は、水の中を高速で泳ぐのに適した体をしていることが分かります。まず、全体の形はミサイルのような紡錘形で、水の抵抗が少なくなっています。さらによく見ると、まっすぐに速く泳ぐときは各ヒレをたたんだり、体にぴったりとつけてより抵抗を少なくしているのが分かります。ゆっくり泳ぐとき、曲がるときなどのそれぞれの泳ぎ方のヒレの使い方も観察してみましょう。
イワシの群れ
小さく弱い魚たちが、群れをつくることについては、防衛効果、エネルギー保持効果など、さまざまな説がとなえられていますが、まだまだ分からないことがたくさんあります。水槽の中のマイワシやカタクチイワシの群れは、みごとに統率がとられていて、リーダーがいるように見えます。しかし、群れをよく見ると、群れの先頭を泳ぐのはいつも同じ魚ではありません。向きが変わったり、群れの形が変わるたびに先頭が変わっているのが分かります。
イワシの群れ

イワシの群れ

親潮

親潮の水槽

主な展示生物
クロソイ・エゾメバル・オオカミウオ・チカ・ホッカイエビ・マボヤ

チカ オオカミウオ
エゾメバル ホッカイエビ
マコンブ

マコンブ

親潮の特徴
親潮は、栄養塩類が豊富なため、春になると植物プランクトンが多く発生します。さらにそれを食べる動物プランクトンも増えてきます。これらのプランクトンは魚の格好のエサとなるため、親潮流域は生命を育む豊かな海として知られています。また、親潮海域ではマコンブのような大型の褐藻が多く見られます。 マコンブは水深2mから30m位の岩場に分布し、2mから7mくらいの長さになりますが、中には10mになるものもあります。 海藻類はウニやアワビなどのエサになり、海藻が繁茂する海中林は稚魚たちが生活する大切な場所となります。
岩礁にすむ魚
岩礁にすむ魚
親潮の水槽の岩陰には、ギスカジカなどカジカの仲間やホッケなどのアイナメの仲間が多く見られます。岩陰にすむ魚の多くは、周囲の色と似た色をしていて岩陰でじっと動かず潜んでいるため、なかなか見つけることができません。
マボヤの養殖
親潮は、栄養塩類が豊富なため、春になると植物プランクトンが多く発生します。さらにそれを食べる動物プランクトンも増えてきます。これらのプランクトンはマボヤの格好のエサとなるため、親潮流域はマボヤの養殖が盛んです。マボヤは種付けをしてから3〜4年で出荷されます。親潮水槽にはマボヤ養殖のロープが展示されています。
マボヤ

マボヤ

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