お知らせ

当館職員が発見した新種「バンダイホソガムシ」の生体、標本及び標本画の展示について

展示開始日:令和3年12月27日(月)

展示場所:2号館「おもしろ箱水族館~生物多様性の世界~」

名前 標準和名:バンダイホソガムシ

学名Hydrochus mitamurai

詳細

当館職員が調査で採集したホソガムシが新種であることが、研究により明らかになりました。猪苗代湖に分布する新種のホソガムシとして、202112月に出版された日本甲虫学会の学会誌「Elytra, New Series」に記載・発表されました。今回国内では59年ぶりとなるホソガムシ科の新種記載となり、国内固有種としては、137年ぶりの発見となります。世界には約300種が知られており、国内では5種目となり、この仲間の福島県からの発見は初めてのことになります。

本種は当館職員平澤桂チームリーダーが共同研究者の愛媛大学吉富博之准教授とともに命名し、バンダイホソガムシHydrochus mitamurai Hirasawa et Yoshitomi, 2021となりました。学名の「mitamurai」は、第1著者の平澤チームリーダーの恩人でもある、福島県農業総合センター浜地域研究所の三田村敏正氏に献名し、和名の「バンダイ」は発見されたエリアを象徴する磐梯山からとったものです。

アクアマリンいなわしろカワセミ水族館では、世界初となる生体と標本の展示に加え生物画家の第一人者でもある川島逸郎氏のバンダイホソガムシの標本画の複製原画を同時展示いたします。

 

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