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深海魚「トマトコンニャクウオ」日本初展示!

日本初記録の深海魚「トマトコンニャクウオ」の展示を開始しました。日本で初めての展示です。

トマトコンニャクウオ

  • 採集場所 北海道知床羅臼沖550-825m
  • 最終方法 エビかご漁
  • 採集日 2021年7月13日(火)

  • トマトコンニャクウオ 
  • クサウオ科コンニャクウオ属
  • 学名Careproctus lycopersicus(カレプロクタス リコペルシクス)
  • 英名Tomato snailfish

名前の由来

本種は、米国ベーリング海沖の水深1096mで発見され、2012年に新種記載されました。米国で見つかった本種の色彩は真っ赤なトマトのようだったので、その学名はトマトの学名「リコペルシコン」に由来し、英名はTomato snailfishと命名されました。
日本では2019年に北海道羅臼沖で採集した個体を元に、京都大学フィールド科学教育研究センター准教授の甲斐嘉晃博士とアクアマリンふくしまの共同研究によって、日本初記録種として公表され、標準和名は英名から「トマトコンニャクウオ」と命名しました。日本で確認された本種色は桃色です。

特徴

世界で約450種いるとされるクサウオ科の仲間です。クサウオ科は、深海に適応している種類が多く、本種も水深500m以深の深海で採集されました。体長は16–20 cm。トマトコンニャクウオは、赤色でお腹に大きな吸盤を有し、他のコンニャクウオの仲間に比べて、体のゼラチン質がかたいのが特徴です。

トマトコンニャクウオ腹吸盤

トマトコンニャクウオ腹吸盤

水槽内では通常、壁面に吸盤を使ってくっ付いて、サクラエビなどのエサの臭いがすると泳ぎ出します。生きて展示されるのは日本で初めてです。またエサを食べている貴重映像もアクアマリンふくしまのYouTubeチャンネル(https://youtu.be/2vQx2rbtlFU)で公開しています。