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北海道の激レア深海生物 GWにあわせて登場

※オオメンダコの展示は5月21日に、オオグチボヤの展示は5月30日に終了しました
2階「親潮アイスボックス」コーナーでオオメンダコ、オオグチボヤの展示を始めました。生きて採集されることは非常に稀な種です。また、世界一醜い生き物と認定された魚のなかまであるニュウドウカジカも3尾追加展示しました。
深海の個性的で不思議な生物たちをお見逃しなく

  • オオメンダコ
  • 頭足類八腕目メンダコ科
  • 学名Opisthoteuthis californiana
  • 英名Flapjack octopus

※オオメンダコの展示は5月21日朝に終了しました
北海道知床沖水深600~800mの深海カレイ刺し網漁で採集された個体です。日本では北海道から鹿島灘沖500m~600mで分布が確認されていますが、生存していることは極めて稀です。また、飼育例がほとんどないため生存期間は未知です。メンダコ科は日本では4種類(メンダコ、オオメンダコ、センベイダコ、オオクラゲタコ)が知られています。そのうちメンダコは、全幅が20cm前後で駿河湾の底曳き網で多数捕獲されますが、オオメンダコは着底時の全幅が30cmと大型です。当館では2017年以来の展示です。

  • オオグチボヤ
  • マメボヤ目オオグチボヤ科
  • 学名Megalodicopia hians
  • 英名Predatory tunicate

※オオグチボヤの展示は5月30日に終了しました

北海道知床沖水深600~800mの深海カレイ刺し網漁で採集された個体です。英名で「Predatory tunicate(肉食性のホヤ)」と呼ばれ、海外でも有名な深海生物の一つです。水深300~1000mの海底の岩盤や沈木に付着して生活しているホヤのなかまで、流れに向かって大きく口(入水孔)をあけ、餌を捕らえます。富山県など日本海側の一部で分布が確認されていますが、生きて採集されることは非常に稀です。 歌っているように大口をあけた不思議な生物をぜひ覧ください。当館では2017年以来の展示です。

  • ニュウドウカジカ
  • ウラナイカジカ科ウラナイカジカ属
  • 学名Psychrolutes phrictus
  • 英名Blob Sculpin

2013年に英国で「世界一醜い生き物」という不名誉な認定を受けた魚のなかまです。これは、底曳網で深海から引き揚げられ皮膚が剥がれてしまい、桃色の肉が露出したヒドい姿を目にしたためと思われます。しかし生存中のニュウドウカジカは、愛らしい姿をしています。今回は、北海道知床沖水深800~1000mのキチジ刺し網漁で採集された体長約60cmの個体を3尾追加展示しました。複数個体で展示するのは当館では初めてのことです。同じ水槽で2018年6月から展示している個体は最長飼育記録を更新中です。