お知らせ
1.概要・期間: 今回の企画展は2部構成で開催いたします。
・EP.1(第1部):企画展「カエル」~世界のかはずとファンタジーなカエル~
令和4年7月16日(土)~ 令和4年10月2日(日)
物語に登場するようなカエルグッズの展示や、国内外のカエルたちの生態展示、
カエルの特徴や能力の解説展示など、やや子ども向けの内容。
・EP.2(第2部):企画展「カエル」~旅するかはずとカエルの未来~
令和4年10月5日(水)~ 令和4年11月27日(日)
カエルグッズの歴史や、国内外のカエルたちの現状や保全についての解説展示
など、やや大人向けの内容。※国内外のカエルは引き続き展示しております。
2. 場所: AIKA 1号館 企画展コーナー
3. 企画趣旨:
カエルは両棲綱無尾目に属する生物で、世界中に7000種程度が確認されており、国内でも外来種を含め7科18属、約45種のカエルが確認されています。
カエルは、日本では水田や森林、水辺環境に恵まれていたことからも古くより人の暮らしにも身近な生きものとして存在してきました。古くは古事記や万葉集などにも登場し、和歌での「かはず」はカジカガエルを表す言葉として使われ、のちの一般的なカエルを表す言葉として使われるようになりました。海外でも、時には「幸運の象徴」、また時には「不浄の存在」といったように、地域や文化によって様々な解釈を持って知られているほどに、人々に近しい場所で関わり合っていたと考えられています。
そんなカエル類だが、森林や水辺環境に依存する種が大半であり、開発による生息地の減少や乱獲などの影響を特に敏感に受けやすく、また外来種の移入や他地域由来の伝染病の蔓延など、様々な外的要因によってその数を減らしつつあります。
今回の企画展では、国内外のカエル類の生体展示や、写真やパネル解説を用いて、その分類や個々の特徴、カエルたちの抱える問題について発信します。また、喜多方にある「100年カエル館」とのコラボレーションにより、カエル館所有の世界のカエルグッズを展示することで、世界における人とカエルたちの古くからの関わりや文化について知り、フィードバックすることで、カエルたちの現状と今後をより深く考える機会となればと期待します。
4. 展示数:
・国内外のカエル生態展示 27種80点
・世界のカエルグッズ 190点